さくらクリーニングの特殊しみ抜き現場を大公開!
お気に入りの衣類やタオルなどにシミが付いてしまったらがっかりですよね(T_T)
今回は実際にお客様から依頼を受けた「錆が付いてしまった衣類のシミ抜き」を動画で解説したいと思います。
洗濯バサミの金属部分が古くなっていて錆が付いたものと思われますが、そもそも錆とは金属が酸素や水に反応して起こる現象で、酸化鉄とも言います。
洗濯バサミの金属部分だけでなく、自転車にもブランコにも、バッグの金具にもピン留にも日常生活に使われる多くの物に金属は使われていますから、衣類などに錆が付いてしまう可能性はかなり高いのです。
しかし厄介なのはこの酸化鉄、「付きやすいのになかなか落ちにくい」という特徴があります。
錆のシミを落とす時には酸性の溶剤を使うのが効果的ですが、同時に生地を傷めてしまったり、色柄を変色させたりすることがあるので注意が必要です。
では早速プロの錆シミ抜きをご覧いただきましょう。
金属製洗濯バサミのシミを抜いています。
この作業に取り掛かる前に【通常のシミ抜き】を終えています。
それでもまだくっきりと錆の色が確認できますね。
ここからはまず油性のシミ抜きを行います。
油性シミ抜き剤を染み込ませ、スチームで加熱。温めてシミを緩めてから、溶剤で打ち抜きます
この工程を何度か繰り返したら次は別の方法で油性のシミ抜きを行います。
油性シミ抜き剤を付け、スチームで加熱、温めてシミを緩めてから、精製水で打ち抜きます。
この作業も裏表返しながら何度か繰り返します。
この後は温度により化学反応を促進させる技術です。
シミの部分に80~90℃という高温のスチームを当て、シミ抜き用の溶剤を塗ります。こうすることで酸素の泡が出てきます。
この高温の作業も裏表返しながらさび落とし薬品をたっぷり使って何度か繰り返します。
シミ抜きの処置が終了したら、徹底的に濯ぎを行います。
シミ部分より広い範囲で良く濯ぎを行い、目には見えなくなったシミの原因や、溶剤を落とす必要があるのです。
ここまで出来たら乾燥させます。
生地を傷めないように細心の注意を払いながら最大限の効果を生み出せるよう、また、安全で清潔な洗濯ができるよう、常に努力しています。
お洗濯の疑問やご不明なことがあれば、山口県岩国市の【さくらクリーニング】にご相談ください(^O^)/