漂白剤VSメラミンスポンジ きれいになるのは?使える場所・材質は?安全性は? 便利だからこそ知っておきたい注意点も!
お掃除をする時に日頃からお使いのものを見直してみましょう。
正しく使えていますか?
掃除に使う漂白剤とメラミンスポンジの良いところ
漂白剤
漂白剤は擦っても落とせない汚れや菌などを落とす時に使います。
台所用、パイプ用、洗濯槽用、カビ取り用、トイレ用など用途ごとに液体の形状や容器の形が違います。
薄めて使うものや原液をスプレーするもの、粘度の高い液体をかけて時間を置くものなど、使い方も様々ですね。
適材適所の商品を使用法を守って使います。
メラミンスポンジ
ここ20年程で一気に一般化したメラミンスポンジは、今や100円ショップでも手に入る定番です。
メラミンスポンジを使う時には洗剤は不要、水を良く染み込ませて使います。
擦っている時にキシキシと乾いた音がする時には水が足りません。
しかしなぜ水だけで汚れが落ちるのでしょう?
メラミンスポンジとは「メラミン樹脂」から作られるスポンジのことで、触った感じはウレタンスポンジより硬いですね。
メラミンスポンジには細かい編み目のような空洞が無数にあります。
この細かい空洞部分と硬目の樹脂で汚れを「こそげ取る」わけです。
このときメラミンスポンジ側も、擦っているものも、両方の表面が削られます。
やすりのような研磨効果があると思って下さい。
漂白剤とメラミンスポンジを使い分ける
プラスチック樹脂のまな板は、表面がザラザラしていますよね。
このような凹凸加工をしてあるものはキッチン用の漂白剤で浸け置き洗いするのがベストです。
一方表面がツルツルの陶器洗面台や蛇口の部分などはメラミンスポンジで擦った方が綺麗になります。
・表面の形状と汚れの種類によって使い分ける
・手が届きにくい部分は液体に任せる
簡単にまとめるとこのようになります。
では表面はツルツルしているけれども、どう使い分けたら良いのか迷う場合はどうでしょう。
・茶渋や野菜の色素のような「染まった汚れ」が付いてしまった場合には漂白剤
・油汚れや石鹸カスで「曇ったような、ベタベタするような汚れ」はメラミンスポンジ
このようにも使い分けられます。
漂白剤とメラミンスポンジを使う時の注意点
漂白剤は「劇薬」と思って扱うこと
大変便利な漂白剤ですが、共通していることがあります。
どれもアルカリ性薬品で、人体触れると悪影響があることです。
・素手では触らないこと
・決して目や口に入らないように気をつけること
・他の洗剤や薬品と混ぜないこと
・換気をしながら使用すること
人体だけではなく、以下のものにも使用しないよう気をつけてください。
・天然石(大理石など)の製品
・金属製品(ステンレスを除く)
・漆器
ここで「漂白剤」と呼んでいるものは「塩素系漂白剤」と呼ばれるものです。
お洗濯に使う「酸素系漂白剤」とは別物ですのでお間違いなく!
メラミンスポンジは表面を擦り落としている
水だけで汚れを落とすメラミンスポンジは研磨作用があるとご紹介しました。
確かに汚れは良く落ちますが、表面にコーティングを施したものには向いていません。
例えば漆器のような漆コーティングはメラミンスポンジで擦っているうちに光沢がなってしまいます。
車の塗装などもそうですね。
雨や水などを良く弾くようにコーティングがされています。
人の「歯」もそうです。
エナメル質というコーティングが歯の表面を守っていますから、コーヒーや赤ワインで付いた歯のステインをメラミンスポンジで落とそう、というのは却って歯を傷めます。
また肌の弱い人は素手でメラミンスポンジを扱うのを控えた方がいいでしょう。
指先の皮膚が荒れてしまう原因となります。
今回は掃除に使用する漂白剤とメラミンスポンジについて、使用上の注意などをいくつかご紹介しました。
便利なものは適材適所で使ってこそ、その実力を発揮します。
安全で快適な毎日を(^O^)/