ペットの匂い 対策講座
皆さんはペットを飼っていますか?
気温が上がるとペットの体調管理のためにもエアコンが欠かせなくなりますよね。
しかし室温を気にするあまり、部屋を締め切ったままにしていると厄介なことになります。
そう。梅雨から夏の間には特に注意したいのが「ペットのニオイ」です。
飼っている家族はニオイに慣れてしまって気付かないこともありますが、お客様が遊びに来た時に「クサい!」と思われてしまうかもしれません。
部屋がペットのニオイになる原因は?
犬や猫を部屋で飼っている場合、ニオイの原因となるものは大きく分けて以下のようになります。
動物の体臭
猫はよくグルーミングをしますよね。
顔も体も自分で舐めてきれいにしています。
犬はどうでしょう?
犬は猫ほど毛づくろいをしません。しかも猫よりも汗腺を多く持つため、時間が経つにつれニオイが気になってくるのです。
動物の口臭
犬にも猫にも口臭があります。
歯石が溜まったり歯周病になったりもします。
「うちの仔は毎日歯磨きしているから大丈夫」とは言い切れないですよ。
例えばパグやフレンチブルドッグなどの口腔内が狭い短頭種は、3歳を超えると凡そ8割が歯周病だそうです。
ペットのトイレ
室内にペットのトイレを置いている方もいらっしゃるかもしれません。
これが部屋のニオイを悪くしているであろうことは想像できますね。
雑菌の繁殖
一般に気温25度以上、湿度が70%以上になると雑菌の活動が活発になると言われています。
ペットが粗相した、ご飯をこぼした、くしゃみをした、など色々なことが原因で部屋の中に雑菌がいるわけです。
それが気温・湿度の上昇とともに、ぐっと繁殖する可能性が高まります。
雑菌がニオイの原因となるばかりでなく、衛生上も問題がありますね(*_*)
ペットのニオイ対策
大切な家族であるペットと一緒に気持ちよい生活をするために、是非とも気をつけていただきたいことがあります。
いつも体を清潔に
毎日のブラッシングだけでなく、定期的に体を洗ってあげることが大切です。
どうしてもお風呂を嫌がる場合には、濡らしたタオルで良く拭いてあげるだけでも良いでしょう。
特に顔や耳、お尻、足の付け根、足の裏など汗腺の集まる所は念入りに綺麗にしてあげましょう。
歯磨きで口臭も歯周病も予防
歯石が溜まると雑菌が繁殖しやすく、口腔衛生上良くありません。
毎日の歯磨きを習慣付けるだけでなく、噛むことで歯磨きの効果が得られるおもちゃやガムなどを取り入れても良いですね。
ペットのトイレ対策
こまめにトイレの砂を変えたり、シートを取り替えるのは勿論のこと、ニオイを抑える効果のある素材で作られているものもペットショップにはたくさん揃えられています。
ペットの体格やクセなども考慮することも大切です。
例えば排泄の後にザクザクと砂を掘りたがる猫ちゃんなら、囲い付きのトイレが良いでしょうし、トイレの前にクルクルと回る癖のあるワンちゃんなら大きいサイズののシートを置いてあげると失敗が少なくなるでしょう。
また犬も猫も自分の寝床の近くにトイレがあるのを嫌いますし、寝床よりも低いところにある方が良いようです。
部屋のニオイ
ここまでペットのニオイ対策をしたらあと一歩です。
部屋についてしまったニオイを何とかするためには、換気を行うことです。
窓を開けて新鮮な空気を入れましょう。
また空気中に漂ったニオイは壁やカーテン、カーペットや床などにも付着しますから、日頃から拭き掃除やカーテンを洗うなどの洗濯を欠かさないでくださいね。
ペットのベッドやサークル、おもちゃなども洗濯したり、外に干すなどの対策も忘れずに(^O^)
以前にもペットのニオイに関するアイデアをご紹介していますので合わせてお読みください。
自分では気付かないニオイでも、誰かを不快にしてしまうことがあるかも知れません。
雑菌が繁殖して、大切な家族であるペットたちが皮膚病に掛かってしまう危険性もあるかも知れません。
たかがニオイと思わずに、ぜひ気にかけてくださいね(^O^)/