衣類のカビ!住まいのカビ! カビと闘う復習号
日本は湿度がやや高く、気候にも恵まれている場所が多いため、とかくカビが生えがちです。
お風呂場や下駄箱などでカビを見つけてしまったり、何かカビ臭いなと気づいてしまうと、テンションが下がる以上にもう「うわぁぁ!!」という気分の悪さに襲われますよね(*_*)
カビはなぜ生えるの?
そもそもカビとは何処からやって来て、どのように生えるのでしょうか?
カビの胞子はすごく小さい
カビは胞子で増える菌類です。
カビの種みたいなものがいつでもどこでも周りにあって、条件が整えば成長してしまいます。
でも実際に「イカン!カビの種発見!!」ということは日常生活ではありませんよね。
それもそのはず。
カビの胞子はゴマ粒よりも、ケシの実よりも、もっともっと小さい、ヒトの髪の毛の1/50~1/20ほどの大きさしかありません。
これが空気中に漂っているのです。
一般の家庭の空気中には、1立方メートルあたり100~1000個のカビ胞子が浮遊しているそうです。
この小さな小さなカビの胞子は、外から風に乗って部屋に入って来たり、衣類や靴に付着して家に持ち込まれます。
カビが大好きな環境
空気中に漂ってふわふわとしているカビの胞子も、壁や窓、カーテンや衣類などに付着して、そこに温度、湿度、栄養源といった環境が揃うと発芽して菌糸を伸ばし、さらに胞子をたくさん作りだします。
通常カビは温度20~30℃、湿度60%以上で発生しやすくなり、75~90%で最も増殖しやすくなります。
カビは、埃、汚れなどあらゆる有機物を栄養源にします。
フラフラしているのに、ぬくぬくできる場所で勝手に繁殖するなんて、じつに呑気なものです。
侮ってはいけないカビの悪影響
カビが生えた浴室の布製品や、窓ガラスの結露でカビが生えたゴムパッキンなど見たことがあるでしょう。
洗っても擦っても黒っぽい色が取れなくなってしまったものは、既に組織の内部に根をおろしてしまった状態です。
人体にも影響がある
カビは人体の表皮にも根を張ります(コワい(*_*))
皮膚炎として痒みが出たり、発疹が出たり、皮が剥がれたりという症状が出ます。
皮膚だけではなくカビを吸い込むことで病気になる場合もあります。
アレルギー症状や肺の感染症などです。
免疫力の低下している人や高齢者、乳幼児がいるご家庭では特に注意が必要ですね。
カビは怖いですよという内容のブログ記事も以前にご紹介していますので、こちらもあわせてお読みください。
住まいの湿気とカビ対策~カビって怖い~
https://s-cleaning.com/wp/blog/post-2239.html
こんなところにもカビが!?
カビは日常的に目に見えていて掃除がしやすいところだけでなく、見えないところにもたくさん潜んでいます。
例えばエアコンのフィルターやタンスの裏側、水道の蛇口の下側やシャンプーボトルの裏側などです。
洗濯機の洗濯層も常に湿気があって、空気の流れが少ない場所であるがゆえにカビが生えやすい所ですね。
気になった方はぜひ一度こちらもお読みになって、洗濯槽をきれいさっぱり洗ってしまいましょう。
洗濯物の悪臭の原因!? カビや洗濯槽の汚れとたたかう!
https://s-cleaning.com/wp/blog/post-1625.html
気温の低いところにもカビが!
先ほど湿度があって暖かければカビが生えやすいとご紹介しましたが、温度が低くても生えるカビはあります(絶望(T_T))
冷蔵庫の中でもタッパーに入れた食品にカビが生えていた!ということが起こる訳ですから寒くても大丈夫なカビがあるのはお分かりですね。
日が当たらない、ひんやりとした場所にある下駄箱も同様にカビが生えます。
エサになるもの(食品だけでなく、ホコリや汗なども)があれば何処にでも発生すると考えて間違いありません。
下駄箱のカビを防ぐ
https://s-cleaning.com/wp/blog/post-1736.html
カビを増やさない対策
どこにでもいて、いつでも増殖する機会をうかがっているカビ。
では人類はカビに負けっぱなしなのかというとそんなことはありません。
カビは温度と湿度、そしてエサによって育つとご紹介しました。
温度は低くてもカビが生える、とも書きました。
ならば湿度とエサ!これを減らしてカビが育ちにくい環境を整えましょう。
例えば水周りでは余分な水分を拭き取り、換気を良くして空気の流れを作って湿度が留まりにくくすること。
エサになりやすいホコリはしっかり掃除すること。
家具と壁の間に居は少し隙間を空けて、風が通るようにすること。
エアコンなどのフィルター類、サッシの敷居、壁の上の方もホコリがたまらないようしっかり掃除すること。
また浴室など毎日カビが好きな環境を作ってしまう空間は、カビを防止する洗剤やカビ防止剤を使用するのも良いでしょう。
小さなお子様がいる家庭やペットがいるご家庭でも、それぞれに合った方法を見つけてくださいね(^O^)/
浴室掃除 カビを防いで健康で快適な生活を
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お洋服にカビが!? 初期のカビなら除去できる可能性が高いです。プロにご相談ください!
https://s-cleaning.com/wp/blog/post-3493.html