住まいの湿気とカビ対策~カビって怖い~
何となくぐずついた天気が続いていると思ったら、北海道を除く日本全国が梅雨入りしていたんですね。
今年は例年より数日早い梅雨入りとのこと。
この時期気になるのはズバリ「カビ」ですね(*_*)
生活環境で目にするカビの種類
高温多湿な日本は、カビが生えるチャンスがたくさんあります。
カビは地球上に存在する微生物の約36%も占めていると言われており、少なくとも3万種以上はあるそうですが、普通の家庭で見られるカビはそのうちの30種類ほどです。
更に大別すれば以下の4種類でしょう。
黒カビ
壁や衣類、納戸などの家屋など色々な場所で遭遇しますね。
湿気のこもりやすい場所が大好きで、浴室や結露しやすい窓のサッシ、エアコンの中などにも発生します。
青カビ
パンやお餅に生えた青カビを見たことがあるでしょう。
このように青カビは主に食品に発生するカビですが、家具や畳、クローゼット、衣類などにも発生します。
赤カビ
浴室や洗面所などで見かけることが多い赤カビは、「赤」というよりピンク色っぽいカビで、酵母菌の一種です。
繁殖速度がとても速いので、除去してもまたすぐに発生しますね(*_*)
白カビ
白カビも食品などに良く生えますが、一見ホコリのように白っぽくフワフワしています。
普段は空気中に漂っていて、ジメジメした繁殖できそうな場所を見つけると、どんどん増えていきます。
コワい!カビが健康被害をもたらす!
一般に白カビや青カビは、チーズを作る時にも使われていますから「食べても大丈夫!」と思われがちですが、製造過程でつけるカビと、出来上がった食品を開封した後に生えるカビとでは条件が違います。
開封した後の食品に発生した青カビや白カビには、同時に有毒なカビが発生していることが多いのです。
カビそのものがもたらす病気や、カビが排出する毒素が病気を引き起こすことがあります。
カビが引き起こす感染症
カビを大量に吸い込んでしまった為に呼吸器の病気になってしまうことがあります。
肺や気管支にカビの菌が繁殖してしまうなんて、考えただけでも恐ろしいですね。
しかも発生源は布団やカーペット、エアコン内部に生えたカビが原因と言われていますから、身近なところに恐怖が潜んでいることになります。
免疫力が低い小さなお子様やお年寄り、疲労がたまっている人なども要注意ですよ。
感染症は呼吸器だけでなく、皮膚病を発症することもあります。
俗に「水虫」と呼ばれている足白癬(あしはくせん)という皮膚病は、皮膚の角質層にカビが寄生することにより起こります。
カビが引き起こすアレルギー
アレルギーはホコリやダニ、花粉などが原因になることで知られていますが、カビもまたアレルゲンです。
アレルギー性鼻炎や、アレルギー性の結膜炎、アレルギー性の肺炎などを引き起こします。
カビを食べることで起きる中毒症
食中毒は細菌やウィルスが原因であることが多いですが、カビが原因で食中毒を起こすことも時々あります。
カビが生えた食品の表面を削っても、目に見えない菌糸が残っていますから「カビが生えたら食べない」ことが大切です。
食中毒だけではありません。
カビの生えた食物を大量摂取すると肝障害を起こしたり、長期間にわたって積もり積もっていた体内のカビが肝臓がんの原因になることもあります。
カビ退治、こんなところを注意して!
カビの居心地を悪くする
カビは高温多湿で栄養があれば、どこでも繁殖します。
浴室や洗面所は換気扇を回したり、入浴後は壁や床に水を撒いて温度を下げ扉を開けて外気を入れたり、濡れているところの水分をワイパーで取ったりすると良いですね。
しかしすでに繁殖してしまった黒カビや青カビは、市販のカビ取り洗剤で掃除をします。
洗剤を直接吹きかけると胞子が飛び散って広がってしまうので、雑巾やキッチンペーパーに浸み込ませてから貼り付けると落ちやすいですよ^^
水周りの赤カビは消毒用アルコールが効きます。
押し入れやクローゼット、下駄箱などは除湿剤を置いたり、すのこを敷いて空気の通り道を作ったり、新聞紙をうまく使って湿気を取ることもできます。
そして時々扉を開けて、外気を入れることも忘れずに。
こちらの記事を参考になさってください。
洗濯機の見えないところにカビが!
毎日洗濯機を使って洗っているのに、「洗濯機が汚れるはずはない」と思っていませんか?
洗濯機の見えない内側の部分には、洗剤の残りカスや小さなほこりなどが積もって、カビがこびりついていることもあります。
特に洗濯後、洗濯機のフタをいつも締めっぱなしにしている、洗濯物が洗濯機の中に溜まったまま放置している、という環境だったら要注意!
ぜひこちらの記事をお読みいただき、洗濯機を洗ってみてください。
生乾きの嫌なニオイもなくなるかもしれません。
押し入れの布団がカビ臭い!?
押し入れや屋根裏、納戸などに収納していたお布団がカビ臭くなってしまったら。。。ご家庭ではお洗濯できませんよね(T_T)
そんな時には無理をせず、クリーニング店にご相談ください。
いかがでしたか?
たかがカビ、しかし健康被害もあるなんて、もう住まいにカビを発見したら「見なかったこと」にはできませんよね。
菌糸が残らないようにお掃除をしたら、カビ予防のために換気をしましょう^^
住まいを快適に、清潔で気持ちの良い毎日を送りましょうね♪
お洗濯やクリーニングの疑問、ご不明なことがあれば、山口県岩国市の【さくらクリーニング】にご相談ください(^O^)/