クリーニングに使用している水のお話
普段何気なくしているお洗濯。
洗濯物をキレイにするために「重要なもの」って皆さんは何だと思いますか?
「洗剤?」
「洗濯機?」
そうですね。どちらもとても重要ですが、もっと身近で、もっと大切なものがあります。
それは「水」です。
日本国内で蛇口をひねれば出てくる水道水は、ほとんどが軟水です。
水の硬度とは?
ミネラルウォータなどの飲料水で【軟水】【硬水】という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
水に含まれる「カルシウム」「マグネシウム」の量によって、含有量の多いものを【硬水】、少ないものを【軟水】と呼んでいます。
日本では一般的に
- 100mg/L 未満を軟水
- 100mg/L 以上を硬水
と分類しています。
カルシウムやマグネシウムという【ミネラル分】の多い水の方が「何だか得した気分!」と思いがちですが、本当にそうでしょうか??
硬水では石鹸が泡立たない!?
石鹸というものは、石鹸そのもので洗浄効果があるのではなく、泡立つことで汚れを落としているんです(知ってました?)
しかし硬度の高い水を使うと石鹸の多くは、水の中のカルシウムやマグネシウムイオンと結合することで【石鹸カス】になってしまい、充分な洗浄力が得られません。
海外旅行のホテルで髪を洗ったらバサバサになった(T_T)、という経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
これもシャンプーの石鹸カスによるものです。
洗濯でも同じことで、硬水では石鹸が泡立たないため汚れが落ちず、洗剤は石鹸カスとなり、濯ぎが足りないと繊維に残留してゴワゴワしたり生地を変色させたり、皮膚炎を引き起こしたりします(コワイ!)
このため硬度の高い水を使って洗濯をするには、硬水軟化剤やより多くの洗剤が必要になるそうです。そしてそれを十分に濯ぐための大量の水…
何だかお財布にも環境にも優しくなさそうですね(^^;)
水の硬度が低ければ低いほど洗濯には良い
「日本の水はほとんどの地域で軟水です」と先ほど書きました。硬度で表すと概ね20~50ほどです。
ミネラルウォーターで有名なイタリア(ミラノ)で凡そ270、フランス(パリ)の水の硬度は280、アメリカ(ラスベガス)ではナント400!
ではこれらの水で洗濯をするとどうなるのかというと、
硬度0の水で実用的な洗浄力が得られる洗剤の量を以下の硬度の水に使用した場合 |
硬度50 |
使った石鹸の約3分の1が石鹸カスになって、残った石鹸で洗濯していることになります。 |
硬度100 |
約6割が石鹸カスになり、洗浄力は著しく低下します。 |
硬度150 |
洗浄直はほぼゼロになり、石鹸カスの中で洗濯物をかき混ぜているだけです。 |
さくらクリーニングの水は硬度ゼロ
弊社では【塩素の無い】地下水を、軟水機で【硬度ゼロ】にして【たっぷり】使っています。
そうです。硬度が0なら必要最低限の洗剤で効果的な洗浄力が得られ、石鹸カスも発生しません。繊維への残留もないので衣類にも肌にも安心です。
人にも衣類にも環境にも優しく、皆さまの衛生と大切な衣類をお守りしています。
クリーニングの疑問やご不明なことがあれば、山口県岩国市の【さくらクリーニング】にご相談ください(^O^)/
さくらクリーニングは「工場のあるクリーニング店」です。他のクリーニング店で満足の頂けなかった衣類や、大切に洗いたい服などは山口県岩国市の【さくらクリーニング】に是非お持ちくださいね。