山口県岩国市のクリーニング店、さくらクリーニングサービスです。あきらめていたしみ抜き、取れにくい汚れはお任せください!

ダウンジャケットもそろそろお片付けモードに。 「ダウン」「フェザー」「中綿」の違いを理解しておきましょう。暖かさを維持したいならなるべくクリーニングのプロにお任せください。

今年は暖冬のようで、例年より2週間も早く春一番のニュースも聞かれます。

日中も暖かい日が続くと「そろそろダウンジャケットを片付けようかな」という気分になりますね^^

 

「ダウン」「フェザー」「中綿」の違い

一般的にダウンジャケットとは、ダウンやフェザーを詰め物として使った、ジャンパーやコートスタイルの防寒着のこと言いますが、本当のところはどんなものなのでしょう?

ダウンとフェザーって違うの?

ダウンもフェザーも鳥の羽だということは皆さんご存知でしょう。

ではどう違うのでしょうか?

それにはまず「ダウン」と「フェザー」の違いから考えてみる必要があります。

まず「ダウン」というのは和名が「羽毛」で、アヒルやガチョウといった水鳥の胸のあたりにあるふわふわとしたたんぽぽの綿毛のような、芯の無い部分の毛を指します。

一方「フェザー」は日本語で「羽根」ですね。同じ水鳥から採りますが翼以外の短い体毛部分で、真ん中に芯があります。

ダウンの方がフェザーよりも軽くて柔らかく、保温効果が高いため温かいのですが、一羽から15%ほどしか採れないため価格も高く、更に柔らかすぎて型崩れしやすいという問題があります。

フェザーは羽軸(真ん中の芯)がバネの役割を果たすため弾力性や通気性にも優れています。

もちろん保温性も高いので温かいですが、ダウンに比べるとやや重くなります。

この両者のメリットデメリットを補うように、ダウンとフェザーは混合で使われることが多いのです。

お手元のダウンジャケットの表示を見てみると分かるように、ダウン80%、フェザー20%などと書いてあるでしょう。

このようにダウンジャケットというのは「ダウン」と「フェザー」を適度な割合で混ぜ合わせて使用したものの総称であることが分かります。

しかし布団の表示には「羽毛布団」もあれば「羽根布団」もありますね。何がどう違うのでしょう。

布団の場合には明確にダウンが50%以上のものを「羽毛布団」、フェザーが50%以上のものを「羽根布団」と分けて呼んでいます。

 

「中綿」という呼び方

「中綿」という呼び方は、2通りの使い方がされています。

例えば先ほどご紹介したダウンジャケットの取り扱いタグに、
生地:ポリエステル
裏地:ポリエステル
中綿:ダウン 80%
フェザー 20%
などと書かれていることがあります。

この場合の「中綿」は、中のふかふかした部分の名称として使われますが、「中綿コート」などという時の「中綿」は、主にポリエステルなど化学繊維や、キュプラなどの植物から作られる再生繊維でできている「綿」という素材を指しています。

一般的な中綿素材はふかふかしたシート状になっていて、用途に応じて厚さを選び、裁断して使われます。

生地のように扱えるので縫製がしやすく、コストも低いという良さがあります。

しかし保温性の点ではダウンやフェザーには敵わない、という問題もありますね(*_*)

粒中綿って?

最近では「粒中綿」という素材も開発されています。

これは中綿の弱点を補うべく、シート状ではなくダウンのような見た目、要するに中綿の繊維を粒々にしたものです。

ポリエステルなどの化学繊維でも、形状をダウンボールに似せることで繊維の間に空気を含ませ保温性を高めることができます。

また化学繊維だけでなくキュプラやウールを混ぜることで、化学繊維だけでは実現できない性質向上と、ダウンに比べてコストダウンも可能になっています。

 

ダウンジャケットのお手入れ

ダウンやフェザー、中綿が温かいのは「嵩高性(かさだかせい)」という「繊維の中に空気を含ませる」という性質にあります。

逆に言うと「せっかくの高級ダウンジャケットも、お手入れをせずにぺちゃんこにしてしまったら、ちっとも温かくない」ということです。

ダウンジャケット、家庭での洗濯は結構難しい

毛の中に十分な空気を抱え込むことができるほど温かいのですが、家庭での洗濯でこの「嵩高性」を復元するのは難しいこともあります。

ダウンもフェザーも元々は水鳥の体毛ですから、動物特有の適度な油分でコーティングされています。

これは撥水加工のような仕組みとも言いかえることができるでしょう。

この適度な油分は撥水だけでなく、しなやかさや弾力性を保つためにも役立っているのですが、家庭で洗濯する時に大切な油分を失ってしまうことがあります。

もう一つありがちなことは、洗った後に羽毛が偏って乾いてしまい、ほぐそうとして羽毛をちぎってしまうこと。

このどちらが起きても元のふわふわには戻りません。

また上手く洗うことができても、ダウンが完全に乾くまでに陰干しで2日以上かかると言われています。

しっかり乾かせず生乾きのダウンから雑菌が発生すれば、ニオイの原因にもなってしまいます(T_T)

ダウンの洗濯はプロに任せるのがベスト

プロがダウンウェアをクリーニングする時には、ダウンウェザーのことも、表地のことも、裏地のことも考えて洗います。

これはなかなかご家庭では出来ないことでしょう。

またクリーニング店には大型の乾燥機があります。

洗濯したダウンをふっくらと乾燥させるには、乾燥機の熱量と風量が必要です。これも家庭用との違いです。

 

お気に入りのダウンジャケットは、洗濯のプロにお任せください。

 

お洗濯の疑問やご不明なことがあれば、山口県岩国市の【さくらクリーニング】にご相談ください(^O^)/

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