マフラー ストールのお手入れ お洗濯はどうしていますか? 素材に合わせて優しく 清潔にしておきましょう
寒い時期に大活躍のマフラーやストール、ネックウォーマーなどの小物たち。
首回りや顔の周りで、汗や皮脂・化粧品などが付着しやすい環境です。
変色やニオイ、虫食いやシミの原因となることもあります。
素材や使用頻度などによって汚れの度合いも違ってきますが、気持ちよく使うためには清潔に保ちたいですよね^^
家庭で洗えるのかを確認
「洗う」と一口に言っても「家庭で水洗いできるのか?」という問題があります。
ストールやマフラー、ネックウォーマーなどに取扱いタグが付いていると思いますので、よく見てみましょう。
水洗いができる場合
ポリエステルやポリウレタンなどの製品などは、桶に手のマークや桶に数字のマークがついている、いわゆる家庭で洗える製品です。
最近では「洗えるカシミア」なども商品化されていますね。
水と洗剤と柔軟剤
桶に数字が書いてあるマークは「その数字の温度を上限とする」という意味です。
例えば「30」と書いてあったら30℃以下の水を使いましょう。
洗剤は必ず「おしゃれ着用の中性洗剤」を適正な量、水に良く溶かして使います。
畳んだマフラーをこの洗剤水に15分浸け置きし、軽く押し洗いをします。
数回押し洗いをして汚れを浮かせたら、多めの水で濯ぎます。
濯ぎは水が濁らなくなるまで何度も水を替えて繰り返します。
洗剤分を完全に落としたら柔軟剤を溶いた水に浸します。柔軟剤は肌触りが良くなるだけでなく、静電気防止にも役立ちますからお忘れなく。
水から上げたら畳んだままの状態で、上から優しく押して水気を切っていきます。
水が滴らない程度に水切りができたら、バスタオルの上に広げ、バスタオルごと端からくるくる巻いてタオルドライをします。
干す時には形を良く整えてから平干し、もしくはハンガーをいくつか使ってM字に弛ませながら干しましょう。ハンガーは細いものだと線が付いてしまいますから、太めの方が良いですね。
洗い方の注意点
洗い方自体はそんなに難しくはないですね♪
しかしストールはニットのセーターやカーディガンよりも繊細な繊維を使っているものも多く、温度がちょっと高かっただけでも、水に浸す時間が長すぎただけでも縮んだり、逆にだらんと伸びてしまったりなんてトラブルもあります。
水の温度が高すぎないように、水に浸す時間は長すぎないように気をつけてくださいね。
また洗い方によっては毛羽が立ってしまうことも良くあります。
「せっかく肌触りが良かったのに、洗ったらぼこぼこになった(T_T)」とならないためには、出来るだけ摩擦を起こさないように扱うことです。
畳んだマフラーを洗濯ネットに入れた状態のまま、上の手順で洗います。
濯ぐときもネットからは出しません。
とにかく繊維が擦れあうことが極力ないようにすることで、表面の毛羽が起きにくくなります。
水洗い不可の場合
日本の洗濯マークに記される「水洗い不可」とは、JIS(日本工業規格)によって定められており、メーカーが規定されたテストを行った上で判断し、決めています。
テストを行って何らかの問題が生じたものは「水洗い不可」となるわけです。
生地が縮んだ場合も、色落ちが発生した場合も、刺しゅうやビーズなどの装飾が施されている場合もこれに当てはまります。
ご家庭での洗濯で失敗したくない衣類の場合には、無理をせずクリーニング店という専門家にお任せください。
普段のお手入れ
洗うだけが日々のお手入れではないのです。
お気に入りのマフラーやストールを長持ちさせるためにも、日頃からお手入れをしてあげましょう。
ブラッシングの注意点
カシミアなどの柔らかで光沢のある繊維は極細く、ブラッシングでお手入れをしているつもりが、大切な繊維の宝石とも呼ばれる毛足を削り取ってしまっているかもしれません。
柔らかい繊維には、柔らかい毛足のブラシを使うようにしましょう。
例えば豚毛のブラシは毛が固いので、山羊や馬の毛のものを使うと良いでしょう。
1日使ったら1日休ませる
どんなにお気に入りでも、毎日連続して着用しないことです。
1日使ったら最低1日休ませる、休ませている間は陰干しです。
柔らかいブラシを使って汚れを落とすと同時に毛並みを揃えるようにブラッシングしたら、陰干ししておきましょう。
大切なストールやマフラーなど、「ご家庭で洗うのはちょっと難しい。。。」と思ったら、山口県岩国市のさくらクリーニングにご相談ください(^O^)/