クリーニング店の色掛けとは?
明けましておめでとうございます。
私どもさくらクリーニングもスタッフ一同、つつがなく新しい年を迎えることができました。
店舗は1月4日(木)より通常通り営業を開始いたしました。
本日11日(木)、お日柄も良く大安ですから
ブログの方も再開してまいります。
本年も宜しくお願い致します。
クリーニング店の仕事~色掛け~
クリーニング店では色々な仕事をしています。
皆さんも良くご存知の「衣類の洗濯」「アイロンがけ」「衣類のシミ落し」「衣類の成形」などです。
その中でも特に技術と経験値を要する仕事に「色掛け」があります。
色掛けとは?
衣類など繊維のシミを落とそうと思って漂白剤を使ったら、思いのほか生地の色が抜けてしまった経験はありませんか?
この色が抜けた部分に、改めて色を乗せて「色抜けを目立たなくする」作業を「色掛け」と言います。」
色抜けはどんな時に起こるの?
シミ抜きによる色抜けは良く起こりますね(T_T)
その他にも台所やお風呂場で、塩素系漂白剤やカビ落しを使ったときに、いつの間にか洗剤が飛んでいて、気が付いたら衣類の色が抜けていた…(+_+)、ということもあるでしょう。この場合には、薬剤が跳ねた時には気が付かず、しばらくして「うわぁ、いつの間に脱色されてしまった!!」などと思うこともしばしばです。
また良くある事例では、繊維同士の擦れによって脱色され色合いが変わってしまうことや、汗や皮脂などにより染料の原色が壊れ、変色してしまうこともあります。
ファスナーに使われている真鍮が、長期間保管している間に酸素と化学反応を起こして銅イオンを発生させ、これが繊維の変色に繋がったという事例もありました。
色掛け作業
色掛け作業は、クリーニング店によっては受け付けてくれないところもあります。そのくらい技術と経験値、知識を必要とするのです。
①直接染料・酸性染料・アクリル染料から繊維に一番適した染料を選びます。
②色を調整して、筆で繰り返し、繰り返し色を乗せていきます。【色を戻す】には、少しずつ少しずつ乗せていくことが大事なのです。
③2の作業を5回も10回も、必要であればさらにもっと繰り返します。
④地道な作業の繰り返しによって「どこを修正したか、目を凝らさない限り分からないよ^^」と言っていただけるような仕上がりに。
色抜けや変色の原因によって染料を使い分けたり、色の乗りを見ながら慎重に作業を進めたりと、時間がかかる仕事です。
技術と信頼のさくらクリーニングで安心
弊社さくらクリーニングは、国家試験を合格した【クリーニング師】がいるクリーニング店です。「資格を取りっぱなし」ではなく、定期的に最新の知識を習得して、日々最善の仕事ができるよう励んでおります。
年明けから春まで、1年の前半には新年会や卒業式、入学式と、晴れ着を着る機会も多いでしょう。
本年もぜひ、大切な衣類のケアやメンテナンスも行う山口県岩国市の【さくらクリーニング】にお任せください。