洗濯ばさみから異臭がっ!!臭いの原因と対策!
外の物干し竿に付けっぱなしのプラスチック製の洗濯ばさみやハンガーがクサイ!と感じたこと、ありませんか?
「ワキガ」「玉ねぎが腐った」「バターが腐った」など、人によって例え方はいろいろあるようですが、いずれにしても強烈な悪臭ですよね。。。
プラスチック製品は劣化すると臭くなる!?
実はプラスチック製の洗濯ばさみやハンガーから漂う悪臭は、プラスチック樹脂が劣化することで発生しています。といってもすべてのプラスチックが劣化して臭くなるわけではなく、ポリエチレンまたはポリプロピレンが原料の場合に発生します。
ポリエチレンまたはポリプロピレンに含まれるポリオレフィンは光や紫外線によって分解し「カルボン酸」という物質に変化します。クサイ臭いの正体はこの「カルボン酸」なんです。
ポリオレフィンを含むプラスチック製品は、洗濯ばさみやハンガーに限らず劣化すると悪臭を放ちます。例えば、屋外にあるゴミ箱やバケツ。暑い日も寒い日も太陽に晒され続けて劣化していませんか?ゴミの臭いが染みついてクサイのかと思ったらゴミ箱自身が原因だったってオチもあるかもしれませんよ。
洗濯ばさみやハンガーを長持ちさせるためには?
ポリエチレンまたはポリプロピレンが原料のプラスチック洗濯ばさみやハンガーを使うのであれば、長時間光に当てないようにするしかありません。洗濯ものを干している間は仕方ないですが、洗濯物を取り込むときに一緒に屋内に取り込むのがいちばんです。屋内でも、照明があたる場所だと劣化は進みますので、出来れば暗いところで保管してくださいね。
いっそのこと、プラスチックの中でも紫外線で劣化しにくく強度があると言われているポリカーボネート製に変えてしまうのも手かもしれません。ただし、ポリエチレン・ポリプロピレンより少々お高めです。さらに、光にも雨風にも強いステンレス製に変えるという手があります。しかしこれもまた高価です。
安くて劣化しやすい製品を定期的に買い替えながら使うのか、高くて丈夫な製品を長く使うのか・・・悩ましいところです。
とにかく、洗濯した大切な洋服を綺麗に干すのが大事な使命ですから、臭くなったプラスチック洗濯ばさみやハンガーで干すことは絶対にオススメできません。お洋服に臭いがうつってしまわないよう、日頃から洗濯ばさみやハンガーの状態にも気を配ってあげてくださいね。