お客様の質問にお答えします!~布製マスク(クールタイプ)を洗うとき~
新型コロナウィルスの拡散予防策としてマスク着用を続けている昨今ですが、暑くなってくると熱中症のリスクも高まります。
そこでサージカルマスクよりも涼しいと謳われる「布製マスクを使用する」という対策をとっている方も多いでしょう。
今回は「布製マスクを使っているんですが、洗い方のコツなどはありますか?」という質問をいただいたのでお答えしたいと思います。
ぜひ皆さま参考にしてただければと思います。
布マスク
繰り返し洗って使うことができる布マスクは各メーカー独自の技術や素材を使用していて、なかなかに個性的な物も多いですね。
今回質問してくださったお客様は「ナイロン ポリウレタン その他」素材のニット生地で加工された、ひんやりと冷感効果があるというマスクの洗い方にコツなどがあれば知りたいとのことでした。
布マスクを洗う!ポイントは?
綿や麻、ナイロンやポリエステルなど様々な素材の布マスクですが、家庭で洗う前には必ず取り扱い表示を確認してください。
洗えることが確認出来たら以下の点に注意して洗濯します。
【生地を揉まない】
洗濯機で洗うのは避けましょう。
手洗いで優しく押すように洗います。
こうすることで生地がへたらず、表面が毛羽だって白っぽくなることを防ぎます。
【中性洗剤を使う】
中性洗剤の洗浄力はほどほどです。
強力に汚れを落とすというほどではありません。
しかし肌に触れている時間が長いマスク(特に口や鼻の周り)は、洗った時にしっかり!しっかり!!濯いで洗剤分を残さないことにも重要なのです。
アルカリ性の洗剤方が洗浄力が高くなりますが、繊維を傷めますし、十分な濯ぎが必要なので『マスク洗いには不向き』と言えるでしょう。
【1つずつ洗う】
他のマスクから菌やウイルスが付着するのを防ぐため、1枚ずつ洗います。
1枚洗う度に洗剤の水を替えてくださいね。
【脱水機を使わない】
折角手洗いしても脱水機にかけてしまうと、脱水工程でヨレヨレになってしまいます。
タオルに挟んで押すことで水分を吸い取らせ、形の整えて、しっかり乾かしてから使用しましょう。
干す時には耳に掛けるヒモの部分ではなくマスク本体部分を洗濯バサミで挟んでくださいね。
ボディソープは洗剤がわりに使える?
肌が敏感な方やお子様の肌のために、マスク洗いの洗剤を中性洗剤よりもより肌に優しいボディソープで洗ったらどうだろうか?と考える方もいらっしゃるでしょう。
人の肌は弱酸性ですから、弱酸性のボディソープで「低刺激洗濯」は悪くない選択です。
とはいえ洗浄力は中性洗剤より弱いと考えておきましょう。
仮にファンデーションや口紅などの化粧品が付いてしまったマスクだと、すっきりきれいに洗うというのは難しいかもしれません。
洗える布マスクも永久ではない
布マスクは洗って使えるので、何枚かあれば繰り返し使える!とはいえ、永久に使えるわけではありません。
製品によって「30回ぐらい洗って使えます」とか「50回使用可能」などと書かれているものもあります。
これも正しい洗い方をしている場合です。
洗濯機でガラガラ洗って脱水機でシナシナになってしまったら、縮んだりダマになったり、ゴムの部分が伸びてしまったり、すぐに傷んでしまいます。
優しく手洗いしていても素材によっては何となく黄ばんで来たりもしますから、ある程度使ったら新しいものに替える必要があります。
要するに消耗品なのです。
最近はマスクもお洒落度の高いものや機能性の高いものなど色々ありますが「ある程度使ったら捨てる」と割り切ることも必要かと思います^^
清潔なマスクで過ごしましょうね。