少しの工夫で効率UP!?クリーニング屋によるアイロンがけのコツ!
カッターシャツやブラウス、プリーツの入ったスカートなど、衣類ってほんとに多種多様。生地の種類もコットンやシルク、レーヨン、ウール混など多岐にわたります。
そんな衣類のアイロンがけって本当に大変な家事ですよね。実は“嫌いな家事No.1”というアンケート結果もあるらしいですよ。クリーニング屋の本音としては、いっそのこと全部まとめてアイロンのプロである私たちにお任せいただいたら家事がラクになるのにな~と思わないでもないですが(笑)そうもいかないのが現実・・・
というわけで、少しでも皆さまのアイロンがけが効率的に、そして、綺麗な仕上がりになるよう、ちょっとだけアドバイスいたします♪
アイロンがけを始める前に!
まず、アイロンがけの前にすることがあります!
衣類にゴミや汚れが付いていないかをざっと確認してください。洗濯したばかりでも、汚れが落ちていなかったり干している間に汚れたりしているものです。気づかずにそこにアイロンをかけてしまうと、高熱でゴミや汚れが溶けてしまい酷い状態になるかも・・・。
いちいち確認するのは面倒くさいと思われるかもしれませんが、お洋服の状態チェックも兼ねてぜひ丁寧に行って欲しい作業です。結果的に、また洗濯しなければならない事態を回避できるので無駄な家事が減らせるかも!?
もちろん、アイロン面の方も、汚れていないかチェックしてくださいね!
アイロンがけ効率UPの秘訣は衣類の分類!
さて、いよいよアイロンがけ・・・の前に、まだすることがあります!
アイロンがけをする順番に衣類を分類してしまいましょう。アイロンを温める時間を考えると、低温のうちにかけてしまいたい衣類と高温でかけたい衣類は分けた方が効率が良いのです。
以下のように分類し、低温向けの衣類からスタートしてください。
- 低温が好ましい衣類・・・シルクやポリエステルなど
- 中温が好ましい衣類・・・ウールなど
- 高温が好ましい衣類・・・綿や麻など
いちいち、コレはあて布、これは霧吹き、と切り換えなくて済むので、似たような性質の衣類が続いた方が作業効率が上がりやすいかもしれませんね。
ちょっとした工夫で綺麗に仕上がります♪
アイロンがけが終わった衣類は、すぐにハンガーなどで吊るして余計なシワがつかないようにしてくださいね。
実は、アイロン後の熱を持った状態が一番シワになりやすいんです。繊維は温まった状態から冷めていくときに固まりやすいので、アイロンがけしてすぐに折りたたんだりそのまま置いておいたりすると、シワや折り目が入ったまま固まってしまいます。一度ハンガーなどにかけて十分冷ましてから畳むと、余計なシワや折り目なく収納できますよ♪
どれもちょっとしたことばかりではありますが、皆さまのアイロンがけの効率化&レベルアップに役立てていただければ幸いです♪ぜひお試しください!