ジャージー素材ってどういう布地?
よく耳にする「ジャージ」って何でしょう?
簡単に言うとジャージ―素材で作られた衣類のことです。
ジャージって体操着のこと?
ジャージ―素材と言われても「ジャージ」しか思いつかない方も多いでしょう。
「部屋着にしているよ」「トレーニングウェアにしているよ」と思われた方に、今回はジャージ―素材=体操着ではないという辺りをご紹介しましょう^^
ジャージ―素材とは
元々はイギリスのジャージー島で作られたセーターのことを指す言葉でした。
でも今ではメリヤス編みなどのニット生地から作られた衣類をジャージ―素材と呼ぶことが多いです。
織物なの?編物なの?
元々セーターでした、と聞くと「ん?編物なの?体操服とイメージが違う」と思われるかもしれません。
ジャージ―素材は大きな布状に編み上げた布を裁断して縫製します。
【織物】
一般的に織物は経糸と横糸を交差させて作りますね。機織りをイメージすると非常に分かりやすいでしょう。
【編物】
一方編物は一本の糸を絡ませながらループを作り、布状の物を作ります。
そうです。ジャージー素材は編み上げた布を使用しますから編物です。
カットソーと同じと考えて良いでしょう。
ジャージー素材の良い所
織物は特殊な場合を除いて、縦横には伸びにくく、斜め方向のみ伸び縮みします。
しかし編物は縦横ナナメ、全ての方向に伸縮性があります。
これがジャージ―素材の最も魅力的な点でしょう。
トレーニングウェアやスポーツのユニフォームなどに利用されるのは、その動きやすさからですね。
ジャージを着ると、体の動きに制約が少ないのは皆さんも良くご存知でしょう。
またジャージ―素材はシワになりにくいものが多く扱いやすいですから、カジュアルウェアにも向いています。
しかしカジュアルだけでなくフォーマルなアイテムにも使用されているんです。
ジャージーの中でもポンチと呼ばれる素材には、ハリと光沢があり高級ブランドのドレスやスーツなどフォーマルにも使われています。
カジュアルにもフォーマルにも使いやすい素材なのです^^
ジャージ―素材の種類とお手入れ
身近にあるカジュアルなジャージはポリエステル製のものが多いですが、繊維を変えて色々な種類があります。
・綿
・綿+ポリエステル
・綿+ポリエステル+ポリウレタン
・レーヨン+ポリエステル
・綿+ナイロン
まだまだ他にもたくさんあります。
お手入れする上で気をつけたいことがいくつかあります。
まず洗濯する前には必ず洗濯表示を必ず確認すること。
ジャージ―素材には毛玉ができやすいという欠点もあります。
家庭で洗濯できるものでも出来るだけ優しく手洗いしてあげると、生地に掛かるストレスが軽減しますから毛玉ができにくくなります。
また静電気防止スプレーや柔軟剤を使用して、生地に摩擦が起きても毛羽が立ちにくくする工夫も忘れずに(^O^)/
ジャケットやワンピースなどで肘やひざの部分が出てしまったら、湿っている時に乾いたタオルで軽く押して、平らになるよう形を整えてあげてくださいね。
ジャージ―素材を上手に取り入れて、快適に過ごしましょう^^