浴室掃除 カビを防いで健康で快適な生活を
カビが発生しやすい場所と言えば思い浮かぶのは「お風呂場」ではないでしょうか?
毎日のように掃除をしていても浴室にカビが生えるのは何故でしょうか。
カビの原因とは?
カビが生える原因は、その環境にあります。
・適度な水分
・20℃以上30℃未満の温度
・70%以上の湿度
・適度な栄養(皮脂汚れや石鹸カスなど)
浴室はこれらが揃った、いわばカビの天国なのです(*_*)
カビの正体とは?
普段「カビ」のことなんてあまり考える機会はないですよね。
カビとは一体何なのでしょうか?
細菌?植物?
実はカビという呼び方は俗名で、専門的には「真菌」または「菌類」といいます。
真菌は細菌の一種と思われがちですが、実はまったく別ものです。
カビの種類は9万7千種以上もあると言われており、「糸状菌」「キノコ」「酵母」という3タイプに分けられます。
ナント!
憎きカビと、美味しいキノコやお酒を造ったりパンを膨らませる酵母が親類だったとは。。。
しかし今回「退治したい!」と思っているのは「糸状菌」というタイプで、これがいわゆる「カビ」として知られているものです。
浴室で見かけるのは黒カビやピンク色っぽいカビが多いですね。
カビによる健康被害
カビが原因で引き起こされる健康被害には、アレルギー喘息やシックハウス症候群、皮膚炎などがあり、最近ではガンの原因のひとつともいわれています。
怖いことですよね。
カビの生えている環境で、息を吸っているだけでも健康被害を引き起こす可能性があるなんて。。。
カビによる健康被害については、以前のブログでもご紹介しています。
ご興味のある方はぜひ合わせてお読みください。
浴室のカビ掃除!
カビ専用の洗剤を用意する
特に黒カビは生えてしまうと厄介です。
とにかく根元から落とさないことには何度でも生えてきます。
市販のカビ専用洗剤を用意しましょう。
スプレー式のものやペースト状のものなど色々ありますね。
使用上の注意をよく読んで!
必ず使用上の注意と、使用方法をよく読んでください。
カビ専用の洗剤には「混ぜるな危険」と書かれたものも多いです。
塩素系の製品と酸性タイプの製品を混ぜると、塩素ガスが発生するのです。
・塩素系のカビ取り剤と酸性タイプの製品をあらかじめ
混合してはいけません。
・酸性タイプの製品に塩素系のカビ取り剤をふりかけたり、
一緒に洗ってはいけません。
・塩素系のカビ取り剤を使用した後、水で洗い流さないまま、
酸性タイプの製品を使ってはいけません。
・酸性タイプの製品を使用した後、水で洗い流さないまま、
塩素系のカビ取り剤を使ってはいけません。
単独で使用する際にも必ず換気しながら掃除をします。
肌に付いたり目に入ったりしないよう気をつけることも忘れないでください。
衣服に付くと色が落ちたり穴が開くことがありますので、掃除用の衣服を着用の上でお願いしますね。
カビ掃除の仕方
注意事項をよく読んだ上でお掃除開始です。
スプレー式のカビ用洗剤を使用する場合には、黒くなっている部分より少し広めに洗剤をかけます。
壁などで洗剤が垂れてきてしまう場合には、洗剤をスプレーした上にラップなどをするよ良いでしょう。
そのまま5~10分放置した後、水をかけて洗剤分を良く落とします。
この時シャワーなどを使うと便利ですが、洗剤の水が跳ね返ってこないよう、くれぐれもご注意ください。
スプレーしただけでは落ちない頑固なカビ、例えばゴムパッキンなどは擦って落とす必要がありますが、ブラシやタワシを使うと洗剤が跳ねることがありますのでスポンジなどが良いでしょう。
ペースト状の洗剤の場合でも同様に、ブラシでシャカシャカ擦ると洗剤が飛び散りますから気をつけましょう。
さて問題は浴室の天井にカビを発見してしまった時です。
強力なカビ取り洗剤を目の高さより高いところに使用するのは大変危険です。
かと言って放置すればカビの胞子が上から落ちて来て、壁にも床にもカビ胞子をまき散らします。
そこでフロアワイパーを使って、シート部分に消毒用エタノールやセスキ炭酸ソーダ水などを染み込ませたものでカビを拭き取るように掃除をします。
どうしても取れないカビは、専門業者にお任せしましょう。
強力な塩素系の洗剤は決して天井にスプレーしないようお願いします。
良く乾燥させること
掃除をすることは大切ですが、掃除をした後にしっかり乾燥させることも重要なんです。
浴室の壁も床も湯船も、お風呂の椅子もタライも全部きれいに洗ったら、しっかり洗剤分を洗い流します。
湯気がこもらないよう水を使うと良いでしょう。
そしてワイパーやタオルを使って水分をしっかり拭き取ります。
しばらく窓や扉を開け放して、風通しの良い状態にしておきましょう。
カビを予防する
カビ取り掃除は大変です。
できればカビ取り掃除などしたくないものです。
ならばカビが生えないよう日頃から注意しましょう(^O^)/
カビが大好きな
・適度な水分
・20℃以上30℃未満の温度
・70%以上の湿度
・適度な栄養(皮脂汚れや石鹸カスなど)
↑↑これらの条件を満たさないようにすることです。
毎日お風呂に入ったら汚れを落とし、水分が残らないようワイパーやタオルなどで拭き掃除。そして湯気や温かさがこもらないよう風通しを良くしておくことを習慣にしてしまいましょう。
最近ではカビを予防する方法として「防カビくん煙剤」という商品もありますね。
・プラスチック容器に水を入れ、浴室の中央に置く
・煙が出たら浴室から出て、ドアを閉める
・1時間半以上放置する、浴室まるごと除菌ができて防カビ完了
簡単ですね。
「銀イオン」の煙によって黒カビが生えにくくなる効果が期待できるようですが、銅・真鍮・トタンの製品は変色することがあるようなので、使用の際には気をつけてくださいね。
快適で健康な毎日を送りましょう(^O^)/