エアコンと冷え対策
もうあと一歩で夏、暑くなってきましたね。
電車に乗っても車に乗っても冷房が付いていますが、皆さんの職場やご自宅はいかがでしょうか?
もうエアコンを使ってますか?
これから夏が過ぎるまで、毎年悩まされるのがクーラー病。
夏だけの症状だからと放っておいたり、無駄に我慢したりしていませんか?
今日は夏場の冷房対策についてご紹介したいと思います。
クーラー病とは?
「クーラーの温度を下げ過ぎるとクーラー病になるよ!」というと、
「ただの冷え症じゃないの?大げさな。。。」と思われる方もいらっしゃるかもしれません(;^_^
しかしこのクーラー病、なかなか侮れません。
クーラー病の原因は、夏の温度差による自律神経の乱れによるものと考えられています。
自律神経が乱れると、頭痛や肩こり、食欲不振や不眠症などを引き起こしたりします。
それでなくても暑さで体力が必要なのに、これでは夏を乗り越えられません。。。
そうは言ってもオフィスのエアコンなどは「寒いなー」と思っても勝手に温度調節できないし(T_T)
冷えと健康
まずは「冷えにくい体づくり」に気を配りましょう!
夏には冷やし中華や素麺といった冷たいものを食べがちですね。食欲がない時などは特に。。。
しかしここで冷たいものばかり食べてしまうと、体を内側から急速に冷やすことになります。
トマト、ナス、キュウリなど旬の夏野菜なども、体を冷やす働きがあります。
ではそういう食べ物を食べてはいけないのかというと、そう言う訳ではありません。
体を温める食べ物を加える
ショウガ、ネギ、ニンニク、玉ねぎ、カボチャ、チーズといった体を温める食べ物(温性食物と言います)や、唐辛子、コショウなどの香辛料を上手に使って胃腸を冷やさないようにしましょう。
素麺のつゆにたっぷりのおろしショウガを加えたり、冷奴にネギをたくさん乗せたり、ナスを麻婆で炒めたりというひと手間で、内臓はだいぶ温まります^^
冷たい飲み物に注意!
どうしても冷たい飲み物を飲みがちですが、ぜひとも温かい飲み物にしてみてください。
体を冷やすホットコーヒー??
温かいのに体を冷やす飲み物もありますので(!)注意が必要です。
コーヒー、緑茶、抹茶は体を冷やすそうです。
また少しアルコールを飲めば体の中が温まるだろうと、ビールや焼酎を飲むのも逆効果だそうです。
紅茶やプーアール茶、ウーロン茶などの茶葉を発酵させたお茶は体を温める作用があります。
ジンジャーティー(温かい紅茶にショウガのスライスを入れたもの)は特に効果がありそうです^^
お風呂につかる
温かい食事は済ませたけれども、今日一日クーラーで冷えた足がまだむくんでる(T_T)
そんな時にはぬるめのお風呂にゆっくり浸かってください。
半身浴で20~30分入っている間に、足の裏や足首をマッサージするとむくみも楽になりますよ。
寝る前にストレッチ
これは寝る前でなくてもいつでも出来る血液循環法です。
屈伸運動やスクワットなどを意識的に「ゆっくり」試してみてください。
筋肉を動かして血行を良くすることで、末端の冷えを解消したり、むくみを楽にしてくれたりと一石二鳥です。
室内での冷え対策
さて、体の内部を温めることは出来ました。
でもやっぱり寒い、職場のエアコン(泣)
デスクワークの方は特に、冷房の効いたオフィスで体を冷やしやすいかと思います。
出来るだけ自衛策で、冷えから体を守りましょう!
上着を着る
寒くなったらカーディガンやジャケットなどを羽織って、温度調節ができる上着類は必須ですね。
マスクをする
冬場や花粉の時期にお使いの方はご存知でしょう。
マスクがあると喉周りまで暖かいです。
腹巻を着用
体の中心であるお腹と腰を温めることも重要です。体の真ん中が冷えていると末端も冷えてしまいます。
ひざ掛け
冬場だけでなく、夏も冷房対策として使えますね。足が冷える時にはひざ掛けとして、腰が冷える場合には座布団のように使えます。
靴下の重ね履き
クーラーの冷気が足元にスースー入ってくるという場合には、足首よりも上までくる靴下もおススメです。
ストールを活用
取りあえずサッと羽織れて、持ち運びにも楽なのはストールやショールです。
お洒落にこだわりたい貴女にはピッタリかもしれません(^^)
ストールの素材
持ち運びに便利で必要な時にサッと羽織れる、着替えも不要とストールは何かと便利そうですので、夏にはどんな素材のストールが良いのかご紹介しましょう。
天然繊維と化学繊維
ストールはどのような素材で作られているでしょうか?
素材を大きく分けると、天然繊維と化学繊維に分けられます。
天然繊維 |
植物繊維 |
綿、麻、その他 |
動物繊維 |
羊毛、獣毛(カシミヤなど)、絹、羽毛 |
鉱物繊維 |
石綿 |
化学繊維 |
再生繊維 |
レーヨン、モダール、キュプラ、、リヨセル |
半合成繊維 |
アセテート |
合成繊維 |
ナイロン、ポリエステル、アクリル、ビニロン、その他 |
無機繊維 |
ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、その他 |
それぞれの繊維の特徴
天然繊維 |
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良い点 |
悪い点 |
綿 |
・肌触りが良い
・繊維の中に空間があるので軽い
・保湿性がある
・吸湿性が高く通気性も良いので、夏はサラッと爽やかに感じる
・吸水性が良いので汗を吸収してくれる
・静電気が起きにくい
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・洗うと縮むことがある
・シワになりやすい
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麻 |
・天然繊維の中では最もシャリっとしているので、べたつかない
・夏でもひんやりとした清涼感がある
・吸水性と発散性が高いのでサラッとした着心地
・強度があるので繰り返しの洗濯にも耐えうる
・吸水性が良いので汗を吸収してくれる
・静電気が起きにくい
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・摩擦で白っぽくなりやすい
・シワになりやすい
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羊毛 |
・吸湿性と保湿性が高い。ムレにくく温かい
・静電気が起きにくい
・水をはじきやすい
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・グレードによっては高価
・お手入れに正しい知識が必要
・グレードの低いウールはチクチクする
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カシミヤ |
・繊維が細くしなやかで光沢がある
・保温性、保湿性に優れている
・チクチクしない
・ウールに比べると毛玉が少ない
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・希少な素材で高価
・お手入れには細心の注意が必要
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絹 |
・しっとりとした肌触り
・美しい光沢、美しいドレープ性
・通年着用できる素材
・紫外線を吸収するので、日よけにも良い
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・希少な素材で高価
・摩擦に弱い
・紫外線で変色することがある
・洗濯には知識と注意が必要
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化学繊維 |
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良い点 |
悪い点 |
レーヨン |
・吸湿性が高い
・柔らかい肌触り
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・強度が低く、吸水した際にはさらに強度が下がる
・ハリ、コシがなくダラっとした感じ
・洗濯したときに収縮が大きい
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モダール |
・レーヨンよりもソフトでしなやか
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・洗濯したときに、やや収縮が見られる
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ナイロン |
・比較的柔らかい
・強度が強く、特に摩擦に強い
・吸湿性が良い
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・紫外線に当たると黄変する
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ポリエステル |
・強度が高い
・コストが安い
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・染色性があまり良くない
・吸湿性が低く、肌触りも硬い
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アクリル |
・風合いがしなやか
・保湿性が良い
・染色性が良く、紫外線にも強い
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・ウールほど温かくない
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夏物ストールの選び方
夏場のストールは肌着と同じで、首など肌に直接触れるものです。
体の中でも首は皮膚が薄く敏感な部分ですから、身に付けるものはより気をつけなければなりません。
上記の表によると、化学繊維は天然繊維に比べ吸湿・吸水性が低くいので、水分を外部に出しにくい素材と言えます。
個人差や体調にもよりますが、夏はどうしても汗をかきますから首周りに化学繊維のストールを巻いていると肌がムレてかゆくなったり、ブツブツができたりなどの肌トラブルが発生しやすくなります(*_*)
さらに悪いことに、化学繊維は静電気を発生しやすい素材です。体が静電気帯電状態にあると、
・免疫力の低下
・疲れやすくなる
・肩が凝る
・体調が思わしくない
などの体調不良の一因になることもあると言われています。
あれ?クーラー病から身を守ろうとしていたはずなのに、化学繊維でも体調を崩す可能性があるのですね!
全ての衣類を天然繊維にすることは難しいですが、少なくとも肌に直接身に付けるものは体に優しい天然繊維をメインで使うことが望ましいのです。
上記の表が素材のすべてではなく、天然繊維100%のものも混紡のものもあります。
夏場に良さそうなものは
●綿100%
●麻100%
●シルク100%
●カシミア100%
●綿+麻
●綿+シルク
●綿+カシミヤ
などでしょうか。
また時々耳にする「パシュミナ」も獣毛の天然繊維です。カシミヤ山羊の産毛のみを使用して織り上げた生地を指します。
軽くて温かく、通気性も良いので通年使用できますが、とても貴重な繊維のため高価なものが多いですね(=_=)
ストールのお手入れ
お洒落で使い勝手の良いストールを、気持ちよく使って長持ちさせるためには、日頃のお手入れは欠かせません。
いくら室内が冷房で寒くても、夏ですから汗もかきますね。汗や皮脂が付いたストールをそのままにして何回か使うと、当然のごとくシミやニオイの原因になります。
汗をかいていなくてもホコリや菌が付いているのです。
天然繊維は毎日毎日着用すると、毛羽立ったりシワになったりしやすいものです。ストールを何枚か用意しておいて連続着用は避け、日陰の風通しの良い場所で休ませてあげることも大切です。
そして材質に合った洗濯洗剤や洗濯方法で、優しく洗ってあげてください。
自分で洗えないものは、ぜひクリーニングに!
シルクやカシミヤなど「買ったとき高かったんだよなー」という、絶対に失敗したくないお洗濯は、プロにお任せください。
さくらクリーニングで夏物もスッキリ!
夏物衣料は明るい色合いだったり、軽い風合いだったり、サラッとした着心地だったり、快適に過ごせるものが多いです。
しかし中には色落ちしたり風合いが変わってしまったりと、ご家庭での洗濯には向かないものもあります。
クリーニング師ぞろいの【さくらクリーニング】なら心配ご無用!
ニオイや、シミの原因になる汚れをスッキリ落として、清潔な状態に保ちます。
せっかくのお気に入り、長く着たいですよね。
この夏はクーラーの冷えから解放されて、健やかに楽しくお過ごしください(^^)v
お客様の大切な衣類、ぜひ山口県岩国市の【さくらクリーニング】に安心してお任せください!
さくらクリーニングは「工場のあるクリーニング店」です。他のクリーニング店で満足の頂けなかった衣類や、大切に洗いたい服などは山口県岩国市の【さくらクリーニング】に是非お持ちくださいね。