冬の寝具はどうされていますか?
一般的に人が感じる「布団の替え時」というのは、室温が15℃ぐらいまでは冬の布団、室温が20℃前後になると薄手に替えたくなるものだそうです。
更に25℃を超えるようになると夏用のタオルケットなどが丁度良いと感じるなど、自然と「これでは暑いな」「重苦しいな」と思えるものなんですね。
さて本格的な夏を前に皆さんはどのようなお布団をお使いで、そして、使っていないお布団はどのように収納されているでしょうか?
布団のしまい方のおさらい
「冬の布団はもうしまったよ」という方も、今一度おさらいしてみましょう。
正しくしまえていますか?
良く乾燥させる
これはもう皆さんよくご存じの「布団干し」です。
シーズンオフに収納する前にもしっかり干して、湿気を押し入れに入れないよう気をつけます。
布団を干すのは晴れが2日以上続いて良く乾燥している日です。
午前10時~午後3時ぐらいまでが布団干しに最適な時間です。
その間の2~3時間程度、風通しの良いところにしっかり広げて干しましょう。
もしもどうしても外に出して干すことができない場合には布団乾燥機でも良いですが、布団が温まった状態で片付けるのは良くありません。
すっかり冷めるまで待ちましょう。
シーツなど洗えるものは全て洗う
布団を干す時にはシーツやカバーなど、取り外せて洗える表示が付いているものは全て洗います。
洗濯機で洗える表示が付いていれば丸洗いして、しっかり干します。
普段パリッと糊のきいたシーツがお好きな方も、長期収納する前のシーツは糊付けを控えた方が良いでしょう。
シワが強く残ってしまったり、何より虫は衣類の糊が大好物なのです(*_*)
押し入れに入れる時には
押し入れに収納する時には、適度に空気が通る布団用の収納袋、「不織布の布団袋」がベストです。
かさばるからビニール製の収納袋に入れて空気を抜き、ぺちゃんこにした方が良いのでは。。。と考えがちですが、羽毛布団などにはお勧めできません。
次に袋から出した時に、ふんわり感が元に戻らなくなることが良くあるのです。
また空気が通らないことで、中の布団が蒸れたりすることもあります。
どうしてもビニールの収納袋に入れてぺちゃんこにしたい場合には、羽毛布団は避け、中綿のものだけにする、時々出して良く干し直す、などお手入れは欠かさず行って下さい。
押し入れにしまう時にはすのこなどを活用して、直接床や壁に付けないよう気をつけます。
除湿剤や防カビ剤などを利用するのも良いでしょう。
また布団の重ね順は、重いものが下になるよう重ねてくださいね。
押し入れにしまってある布団は?
さて、きちんとしまった冬の布団ですが、次のシーズンまで押し入れに入れっぱなしというのは良くありません。
時々出して干しましょう
湿気っていないかな、カビ臭くなっていないかな、虫に食われていないかな、など確認がてら時々干して、十分乾燥させることが大切です。
布団を干している時に「布団叩きで」強く叩くのはお勧めできません。
中の綿や羽毛を傷つけることがあるからです。
表面のホコリを落とすぐらいの強さが丁度いいです。
押し入れもチェックして
時々シーズンオフの布団を出して、干している間に押し入れの中もチェックしてください。
戸を開けて空気を入れ替え、押し入れ内部が十分に乾燥するように掃除をします。
ボリュームがなくなってしまった布団は?
しかしどんなに気をつけてお手入れをしていても、いずれ布団はボリューム感を失っていきます。
温かさや柔らかさが半減してきたと感じたら、布団の丸洗いクリーニングもお勧めですよ。
ボリューム感が戻るだけでなく、布団の中に溜まった汗やアカ、フケなど家庭では綺麗にできない汚れもすっきり落とせます。
冬の布団をメンテナンスするなら、シーズンオフの夏の間が一番良いでしょう。
おねしょをしてしまった布団のお手入れ方法は、以前のブログでもご紹介していますので、以下も合わせてお読みくださいね^^
寝具のおねしょのニオイをなんとかしたい!